Oracle VM VirtualBox ゲストOS での 指紋認証

前回、Win10の1803アップデートで指紋認証がダメになり、ドライバーの更新でまた使える様に復帰させた件を書きましたが、やはり指紋認証は便利です。

ELANの安価な指紋認証デバイスを購入したことも書いていますが、調子に乗って2個目も購入しました。


まあ、簡単に調べた範囲では送料込みで3千円以下と一番安く、クーポンやポイントで約2500円で購入できます。アマゾンだとこれですね。


実際に使うのはほぼログイン時の一瞬だけなので、1個あれば複数台へのログインにも使えます。一応、OSが標準でサポートしているデバイスなのでドライバーはWin10なら自動認識するはずなのですが、3種類のケースがありました。1) 差し込んだだけですぐに認識したもの。 2) デバイスを認識して自動でドライバーを見つけにいったもの。3) デバイスマネージャーでは認識していたので、そこから手動でドライバを探すを行ったもの。の3通りがありました。


3)のケースです。デバイスマネージャーからは次のようにみえています。


右クリックすると



となるので、ドライバーの更新をします。





と、まあいつも通りのドライバーインストールです。ネットから自動なのでほとんど何もしなくても大丈夫です。でデバイスマネージャーからは



とちゃんと認識します。もしかしたら、3)はもっと待っていると2)のように自動でドライバーをDLしにいったかもしれません。と、まあドライバーはWin10が知っているのでネットさえ繋がっていれば問題なく落ちてきます。

前回のような古いFinger Print Readerを使う場合と違い、OSがデバイスを知っているようなので何の問題もありません。(だからこそ、Win10のWDFドライバーがあるのはMSからドライバー配布してほしいのですよね。)

Winodws Helloでの使用になりますが、指紋登録の前にPINを登録して、再起動しPINでログインできるようにしてから登録したほうが良さそうです。この指紋センサは従来型のようにまっすぐだけでなく、ある程度角度をもっても認識するので指を回転させて指紋を登録するようにメッセージがでます。
登録してしまえばあっというまに使えるようになります。従来型の指をスライドさせるものより感度は良さそうです。1つのPCを複数人で使用するときはもちろん、このアダプタを複数のPCで使えるようにしてこれを持って歩いてログインするのも便利です。さらにはVirtual BoxのようなUSBが使える仮想環境でも使用可能です。


Virtual Boxでの上の様な設定をすれば自動的にVirtual BoxのゲストOSであるWin10で認識され、指紋登録をすれば使えるようになります。USBポートはゲストOSとホストOSでの排他利用ですが、指紋認証でのログインのときには排他認証でなにも問題ありません。
(もしかしたら、スリープロックからの復帰時に問題あるかな。)
いまのところ、Win10でしか試していませんが、ELANのFinger PrintデバイスはLinux用のドライバーもある様なのでVirtual Box上でLinuxへのログイン用にも使えるかもしれません。もっとも其々排他なので、Virtual BoxでのWin10とLinuxの同時使用には無理でしょうが。

ロック解除時にも早くて快適です。複数台で指紋登録して持ち歩くにはストラップ用の穴がないのがちょっと欠点かな。

せっかく2個あるので、入れ替えが効くかはまたテストしてみます。

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