DMC-GH3を外部バッテリーで動作させる。その2 バッテリー入手

お約束ですが、以下外部バッテリーを使用はあくまでも自己責任です。

一応お決まりだけは書いてから以下の記事記載します。


前回予告した通り、8.4V出力も可能なバッテリー 
High Capacity 11200mah Solar Battery Charger
を買ってきました。

容量計算部分訂正しました。おそらく 40Wh程度の電池です。
この方法は、アダプターの改造なしで可能ですが、
電気工作の得意な方は、NP-F970用アダプタ作成のほうが
良いかもしれません。

値段は人柱モードでの使用なので特別安くしてもらいました。
一応、公表はしませんが、AK9000よりは安価に入手できました。

まず、このバッテリー結構変わっています。



ソーラーパネルの動作を示すLEDは基本明るいところでは付きっぱなしです。
もっとも、自己放電分を補償する程度にしか充電できない思われます。
受電は18V/2VのACアダプターが付属しております。
写真はまだ、ソーラパネルの保護シート剥がしていません。撮影後剥がしました。

付属品一式と、カプラー


一番手前においてあるのが、付属のケーブルにDCカプラー(DMW-DCC12)を取り付けたものです。
残念ながら、USアマゾンのようにケースなどは付属しておりませんでした。
付属は、各種ノート用のアダプタ(ただ、これって古いのが多いのですよね。)、4.2V時用の各種アダプタ(おそらくゲーム、携帯用、一応Mini USBもある)

聞くと、バルクで外箱もなく入荷したらしいです。高い(当初は1万近かった)ので、ノートPCの
2ndバッテリー用として入荷したとのこと。

GH3に接続してみました。

多少の心配事項もありましたが、問題なく動作



電流値がACアダプターの1200mAに対して、これは800mAという公証なのでちょっと心配しましたが、問題なく動作。一番電池を使うと思われるフラッシュ動作もOK。


重さは?

前回心配しました重さをはかってみました。


ちょっと見にくいですが、334gです。持った時ずいぶん軽いと思っていたので実測してみたところ公証の1LB=450g程度よりはかなり軽いです。

ついでに、10000mAhの安価なバッテリーとして有名になったcheero Power Plus 10000mAh 大容量モバイルバッテリー も測ってみました。




こちらは、ほぼ公証通りの258g でした。(公証250g)

ついでに、NP-F970互換バッテリー



こちらは、280gです。

容量比較

容量、電圧を考えれば今回のはなかなか良い選択ではないかと。
単純にスペック比較すると

  電流・時 (mAh) 電圧 (V) バッテリ容量 (Wh) 重量 (g) Wh/g
今回の 11200 14.8 165.8 334 0.496
cheero Power Plus 10000 5.0 50.0 258 0.194
NP-F970 6600 7.2 47.5 280 0.170
GH3純正 1860 7.2 13.4 78 0.172

ただ、今回のはWh/gが異常に大きいのでもしかしたら、今回の電流表示は4直列とした個々の
電池のもので、実際には1/4が正しいと考えるほうが良いでしょう。その意味ではcheeroも
同様に、3.6-4.0くらいの電圧のものでの評価としたほうが正しいと思われます。


などでもありますよね。ってことで一応3.7Vということで計算しなおしてみました。

  電流・時 (mAh) 電圧 (V) バッテリ容量 (Wh) 重量 (g) Wh/g
今回の 11200 3.7 41.4 334 0.124
cheero Power Plus 10000 3.7 37.0 258 0.143
NP-F970 6600 7.2 47.5 280 0.170
GH3純正 1860 7.2 13.4 78 0.172

まあ、生電池でなくって変換回路、太陽電池のついているものならこんな程度でしょう。
そういう意味では純正のは相当の電力密度です。

11200 = 2800 x4 であることからも、おそらくは 18650 (2800 mAh 3.7V) のリチウム
ポリマー電池が4本入っていると想像されます。

大体純正の2.5倍は持つといった感じでおもっておけば間違いないかと。
この比較からするとNP-F970のほうが更にバッテリー寿命が長いってことになります。



LED懐中電灯機能

他にバッテリーの機能として、LEDランプがついています。
LEDの隣にMini USB B端子がありますが、これなんと、外部ソーラパネルからのDC
18V 入力です。
絶対に他のものは繋がない様に。テープででも塞いでおきましょう。


外装はゴムで覆われています。経年変化でちょっとネチャネチャするようになるかもしれません。


問題点

付属だとL型接続




あと、上の写真でもわかりますが、付属のケーブルのみで接続は可能ですが、
本来ノートPC用の為、L型の接続となってしまいます。
ストレートタイプが欲しい場合には、自作する必要があります。

電圧切り替え

Power ボタンを3秒間長押しして、LEDを点滅させたあとに何度か押して8.4Vに固定します。
このあたりの操作、カメラに繋いだままだと壊す可能性あります。ですので、カメラから外した
(すくなくともEIAのところで抜いた)状態で設定して8.4Vのみが点灯していることを確認する必要があります。
また電源OFF時も先にカメラOFF, カメラと接続を外してから切った方が安全です。

この操作は誰にでもおすすめできるものではありません。この点ではAK9000は切り替えが可能
なので同じ危険性があります。(操作は容易な可能性はありますが。)

防水性が劣化

バッテリーをはずして、DCカプラー(DMW-DCC12)をいれますが、このとき電池蓋の横でケーブル穴が開きます。そのためここから内部に水が浸入する可能性が大きくなります。
ただ、利点としてカメラ本体については、DCカプラー(DMW-DCC12)が28gなので、50gほど軽くなります。ケーブルをいれると+30gほどですが、バッテリーを腰につけておけばそう操作性は悪くはなりません。

残量

バッテリーアイコンが表示されず、残量はカメラ側でモニターできません。
恐らくは8.4V動作時にはバッテリー残量検知の回路がバイパスされるのでしょう。



同じ状態をバッテリーをいれて撮影すると



右上にバッテリーアイコンが表示されます。

NP-F970の7.2VでGH-3を動かされているmares様の方法であれば、バッテリーアイコンが表示されています。(お写真お借りしました。)





8.4V給電時はAC接続なので常時その電圧が確実に来ていることが前提で動作しています。
残量確認はバッテリー側で行う必要があります
上で、容量計算したとおり3倍くらい迄ではないかと思われます。変換効率を考えると
それ以下という可能性もあります。また、バッテリーの場合電圧降下もあるのでそれも注意しておく必要があります。

ノイズ

まだ、未テストですが、この電池14.8V 11200mAhのバッテリ搭載なので、DC-DCインバータで8.4V
を作っていると思われます。(3端子レギュレータでドロップってことはないと思うので)
とすると、スイッチングノイズが重層している可能性があります。もっとも専用ACアダプターもスイッチング電源なので同じことだとは思います。

5V USB 出力がない

これも一応は欠点かと、まあ知っている人だけが使うものなので別に構わないのですが、
できれば、同時出力でUSB電源供給ができればもっとお勧めの品になったのですが。




まだ、今日購入してきての動作確認だけですので、またこれから使っていってみます。

この、バッテリー、どうしても欲しい方は日本橋のMTGの松永さんに相談してみてださい。
まだ、多少は在庫があるとのこと。多分、AK9000と同等程度には安くは出してもらえるはずです。

最近のレートならUSアマゾンから並行輸入よりは、安いかもってところです。
(国内送料、国際送料などちゃんと計算した訳ではないので)
ただ、USからだとShopによっては、アダプターの種類が多かったり、袋が付属したりしています。
(もっともこのあたりは商品が届かないと違うこともよくあるので)


================

追記: 百均で、バッテリーと他入れることができるケース購入しました。



クッション性がないケースなのでちょっとダメですが、一応一通りの付属品は入りますので、
鞄の中にいれておくにはこの程度で良いかな。



===================
おまけ NP-F970用のバッテリープレート

DMC-GH3を外部バッテリーNP-F970の7.2V電圧で動作させる!DCカプラー(DMW-DCC12)を購入!(その2・完結編)


で、話題にしたバッテリープレートですが、手持ちの7inモニターに付いていますので写真をのせて
おきます。ついでに、上記の計算からするとこっちのほうがちょっとだけ長持ちです。
上のURLにDCカプラーの改造について書かれていますので、ご覧ください。



おそらく単品バッテリープレートとして販売されているのはこのパーツです。
ただ端子が特殊ですので、実際に使うときには改造する必要があります。

むしろ、バッテリー充電器を購入して改造したほうが良いと思われます。

このモニターフォーカスピーキング機能もあるのですが、7inでちょっと大きい
気がしています。Rigをうまく組めばいんですが。

=============================

安物Rig@上海問屋を購入し一応組んだこともあるのですが、総重量は結構重いです。
またいずれ。
これで単純にモニターを組むと、モニター背面につけたNP-F970の重量バランスが悪い。
Rigを組むときはバッテリの配置を良く考えて作らないとダメですね。



コメント

このブログの人気の投稿

ASMediaのASM1351を使ったUSB3.1 gen2(10Gbps)ケースのファームウェアアップデート

USB 3.1 Gne2 のケーブルの話 ② 延長や100均のType Cケーブルは

Windows 10 1803 アップデートでまた指紋認証がダメになって、修復成功